世界中で消費されている人気のお茶5種

お茶は水に次いで、地球上で最も消費されている飲み物です。世界のお茶産業には約100億ドルの価値があり、スリランカからハワイまで、世界中のあらゆる場所で、さまざまな種類のお茶が栽培されています。

しかし、スーパーに並んでいるティーバッグは通常ブレンドされたものです。一方でお茶の種類はというと、実際には5つしかありません。

緑茶

緑茶に加工する過程には、発酵がほとんど含まれないため、葉は緑色のままで、この名前が付いています。茶葉を加工して緑茶にする方法としては、蒸しと釜炒りの2つがあります。どちらの方法が最高ということはないですが、さまざまな種類の緑茶を生産することが可能です。

緑茶は健康に良いと考えられているため、世界中で徐々に人気が高まってきています。しかし、緑茶が長らくもっともよく飲まれている国は日本です。日本人は蒸したお茶を好みます。最も人気のあるお茶は、煎茶と玄米茶です。

白茶

白茶は地球上で最も珍重されるお茶で、繊細な味わいとほのかな後味が特徴です。最も珍重される理由は、リストに載っているお茶の中で、加工量が最も少ないからです。プロセス「全体」は、茶葉を摘み取り、自然乾燥させるだけです。

発酵を経て完成した茶葉は、灰色になります。プレミアムブレンドの場合、最上級の白い葉のみを選んで使用します。最も人気のある白茶には、白牡丹茶や白毫銀針などがあります。最も純粋な白茶は、極東・中国の福建省・ネパールで生産されています。

紅茶

紅茶も人気が高まっているお茶です。アッサム、ダージリン、セイロン、キームンなど、最も人気のある紅茶の名前をご存知でしょう。

紅茶はどれも完全発酵させたお茶なので、麦芽のような味がします。他の種類のお茶とは異なり、紅茶は格付け方式を利用して分類されます。グレードは、フルリーフからブロークンまであります。葉を細かくカットすればするほど、出来上がる紅茶は味が濃くなります。

ウーロン茶

最高のウーロン茶をお探しの場合は、中国本土と台湾でお探しください。ウーロン茶は半発酵茶で、その製法はかなり複雑で、多くの手順を踏む必要があります。最高級のウーロン茶は、発酵を最大8回繰り返すことで、別次元の味が加わり最終的な風味が向上します。最も有名なウーロン茶には、金萱茶(アメリカで人気)、包種茶、大紅袍、凍頂烏龍茶などがあります。

プーアル茶

中国の雲南省を起源とするプーアル茶には、生茶と熟茶の2種類があります。茶葉を加熱した熟茶の場合、発酵が速まります。葉は屋外に放置され、数ヶ月、場合によっては数年間熟成させます。

リストにある他のお茶とは異なり、プーアル茶は茶葉を固めた餅茶という形で販売されており、パッケージには製造年のみが刻印されています。「餅茶」は年月を経れば経るほど、価値が高くなります。プーアル茶を淹れると、明るい色から土のような暗い色まで様々です。お茶好きの方なら、5種類のお茶の中でどれが最も純粋であるか、もうお分かりですね。こんど喫茶店に行くときには、ぜひ飲んだことのないお茶を試してみてください。