厳選!おすすめコーヒー豆の品種3選

コーヒー豆は世界でも限られた地域でしか栽培できませんが、コーヒー生産国は70近くあります。ただし、すべて同じ豆というわけではありません。コーヒー豆には大きく分けて3品種があるからです。リベリカ、ロブスタ、アラビカの3つです。豆の品種ごとの一般的な違いとは別に、栽培地域による違いもあります。

コーヒー豆の品種ごとの一般的な特徴

リベリカというコーヒー豆は、知らない人がほとんどです。人気のあるロブスタやアラビカに比べると、収穫量が少ないためです。ロブスタの人気が高い理由は、カフェイン含有量が他より2.5%多く、味が濃いからです。

アラビカ豆はカフェイン含有量が少ないため、ロブスタよりも滑らかで香り高い味わいです。ですから、世界のコーヒーの80%が、メキシコからインドネシアに至る丘陵地帯で育つ、アラビカ豆を原料としているのも当然です。

リベリカの地域変種

3種類のコーヒー豆の中で最もマイナーなリベリカは、西アフリカとマレーシアで少量栽培されています。しかし、最も人気のある品種はフィリピンで栽培されており、バラココーヒーと呼ばれています。バラココーヒーの生産高は、世界で栽培されているコーヒー豆のわずか1%しかありません。

ロブスタの地域変種

リベリカと比較すると、ロブスタははるかに人気があり、そのため世界中で栽培されています。その一カ国がベトナムで、ベトナム戦争の最中でもコーヒー産業は好調でした。

ベトナム人は味の濃いコーヒーが好きなので、ロブスタが主要品種ですが、世界の他の地域ではそうではありません。ベトナムは世界最大のコーヒー輸出国の1つであり、ロブスタの本拠地と広く見なされています。

アジアの他の地域ですと、インドネシアにロブスタを含む大規模なコーヒー産業があります。さらに、インド南部には大規模なロブスタ農園があります。インド南部の気候のおかげで、ロブスタは味わいが柔らかく酸味が強くなります。アフリカ大陸ではウガンダが、ロブスタ豆の生産で最も有名な国です。

アラビカ種の地域変種

前述の通り、地球上で最も一般的なコーヒー豆はアラビカです。インドネシアでは、年間66万トンのコーヒー豆が生産されますが、その多くがアラビカです。しかし、アラビカの生産地として最も人気が高いのは、間違いなくブラジルです。

ブラジルでは、酸味が非常に低いプレミアムコーヒーが生産されており、世界中で非常に強い人気があります。コロンビアも良質のアラビカ豆が育つ国で、最も人気のあるコーヒーの銘柄はエクストラとスプレモです。

アフリカ大陸では、エチオピアが世界で最もコーヒー生産の歴史が長い国です。エチオピアはコーヒーの原産地で、素晴らしいアラビカコーヒー豆が採れる貴重なコーヒーの木が、今も大切に育てられています。前述のウガンダとケニアも、世界のコーヒー生産量に関してトップに入る国です。

最高のコーヒー豆3品種について詳しく知ると、近所のスーパーでコーヒーを買う時の苦労が減ります。さらに、喫茶店に行くときは、コーヒーの品種や産地を尋ねてください。